PEERS卒業生からの報告!
先日、PEERSプログラムを卒業したお子さんのお母さまと話をする機会がありました。「お久しぶりです!新学期が始まりましたね。○○さんどうされていますか?」
「実は中学校に進学するにあたって、不安があって行きたくないなぁ・・と言っていたので心配をしていました・・・」「ところが、中学校に入学して数日後“お母さん!友達に話しかけることができた!” “声のかけ方わかった!”と話してくれ、毎日楽しそうに中学校に通っています。今は娘の姿にホッとしているところです。」とお聞かせくださいました。
また家庭訪問では担任の先生から「係活動にも積極的で、自分でプランを立てて友達に提案していますよ」という嬉しい話も聞けたそうです。クラブにも入部して「お母さん!クラブで友達できた、趣味が合うから、話していて楽しい。」と本人が報告してくれたと笑顔で話してくださいました。どれもPEERSで学んだスキルにあったなぁと思われたそうです。
このお子さんは女子グループの仲間と一緒に遊んでいましたが、いつも友達に合わせようとしていて、そのことがしんどかったようです。でもグループから離れると友達がいなくなると思っていたので、彼女たちと繋がろうと一生懸命でした。
PEERSプログラムに参加されたのはその頃です。彼女が「これだ!」と感じたバズワードは『友達は選択』。それまでの自分を見つめ直す、大きなきっかけになりました。それからは具体的なスキルを学び、自分と共通の興味を持つ友達を探せば良いんだと考えられるようになったようです。今、中学校という新しい環境で、スキルを実践しながら友達を見つけています。
成長したお子さんの話をお聞きする時は、私たちスタッフも大変嬉しいです。一人でも多くのお子さんが楽しい学校生活を送って欲しいと願いながら、今年も新しい出会いを楽しみにしています。