次回2025年3月開催の指導者養成セミナーの募集を開始いたしました!

一般社団法人SSTARソーシャルスキルトレーニングで
思春期ASDの社会生活を支援

保護者が元気になる!

PEERSでは、保護者セッションリーダーの役割の一つに、保護者のエンパワーメントがあります。特に宿題の振り返りの場面では、セッションが進むにつれ、子どもたちの成長が見えるエピソードが報告されるようになります。その中からいくつかご紹介しましょう。

・先日、すれ違った友達に手を振っている姿を見ました。今までなかったことなので驚きながら、娘に「今すれ違った友だちは、手を振ってもらって嬉しかったと思うよ」とその場で伝えました。

・これまでは、友達が誘ってくれるのは嬉しいけれど、遊んでいるうちにトラブルになり、落ち込むということがよくありました。ところが先日子どもが、「誘われなくても大丈夫、自分が友達を誘うから」と言ったのです。“友達は選択”だと学べたことで、変わってきたなあと感じています。

・今まであんまり関心を示さなかった家族の会話に入ってくるようになりました。まさにコーチングのタイミングだと思ったので、「会話に上手には入れたね!“会話を見て聞く”というステップができていたよ」と誉めました。

嬉しそうに話してくださる日常のエピソードから、保護者がちょっとした成長をキャッチしてお子さんを誉め、励ましておられる様子が伝わってきます。少しずつ保護者が元気になってこられると、子どもたちが前向きに学ぼうとする姿が、一層見られるようになります。まさに恐るべきパワーです!